魅力的な人は気遣い上手

こんにちは、麗美です。

 「魅力的な人って、一言で言えばどんな人？」と質問されたとしたら、私なら「気遣い上手な人」と答えます。

それくらい「気遣い」は人の印象を良くし、人間関係において「気遣い」は必要不可欠なものだと感じます。

では、気遣い上手とは具体的にどういうことを指すのか、今日はお話ししていきたいと思います。

【気遣いとは人を思いやること】

「気遣い」とは、相手の立場にたって、相手のことを思いやることです。

どうすれば、あの人に喜んでもらえるだろう。

どうすれば、あの人を困らせないだろう。

自分のことだけでなく、相手のことを考えた上での言動が、気遣いとなる訳ですね。

例えば、あなたの元に学生時代の先輩から連絡が来たとします。

「今週、金曜の夜はあいてる？」

と訊かれるのと、

「久しぶりに皆で集まろうと思って、今のところ山田と鈴木が来られそうなんだけど、金曜の夜はあいてる？」

という訊き方をされるのとでは、あなたはどちらの方が気遣いがあると感じるでしょう？

もちろん、後者の方ですよね。

前者のような質問はありふれたものですが、こういう質問をされて困った思いをした人もいらっしゃるのではないでしょうか。

「金曜の夜はあいてる？」と訊かれ、

『金曜の夜はたしかにあいてるけれど、給料前で自由になるお金は少ないし、仕事で疲れているから余程のことでない限り家に帰りたい…』

という考えが脳裏によぎったとします。

しかし、本音ではそんな風に思っていても、先輩にそのまま答えるのはためらいますよね。

仕方なく「あいてます」と答えたら飲み会に誘われ、結局断ることができず気乗りしないまま出席することに。

けっこうありがちなパターンです。

「金曜の夜あいてる？」

こういう質問の仕方は、相手に選択の余地を与えない、いわば自分に有利な質問の手法です。

どうしても相手に断らせたくないという強い目的があるならともかく、円滑な人付き合いがしたいなら、この質問の仕方は避けるべきです。

それに対し、

「○○したいんだけど、金曜の夜はあいてる？」

という質問の仕方は、相手に情報を提示した上で相手に選択の余地を与える、相手有利の質問手法。

これなら、相手は自分の意思でYES・NOを選択することができます。

「金曜の夜は家でゆっくりしたい気持ちもあるけど、山田と鈴木が来るなら飲み会行こうかな」

こういう選択の仕方もできる訳です。

相手との信頼関係は、コミュニケーションの積み重ねで築かれます。

ちょっとした気遣いをすることで、「いつも相手の立場になって考えてくれる、魅力的な人」と信頼を置かれるようになったら、人間関係はもっとスムーズになることでしょう。

人を誘う時には、まず情報を提示した上で相手に判断をゆだねる。

そういう気遣いを忘れない人になりたいですね。