友人知人が災害に遭った場合の心構え(安否確認・支援などのお見舞い)
こんにちは、麗美です。
全国各地で、大雨による土砂崩れや浸水などの被害が発生していますね。
犠牲になった方のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族には心よりお悔やみ申し上げます。
また、浸水などの被害に遭われた方にもお見舞い申し上げます。
被害地域が広範囲なので、被災地に知人友人がいらっしゃる方も多いかと思います。
こういう災害があると、すぐに安否確認しなければとか、何か自分も役に立ちたいなどと思うものです。
しかし、善意で行ったことでも、相手にとってはありがた迷惑になってしまうこともあります。
災害時は、冷静に状況を見て、迷惑でないと判断してから行動することが大切です。
今回は、もし知り合いが災害に遭ったときの心構えについて述べてまいります。
【安否確認は相手の迷惑にならないように】
友人知人が住んでいる地域で災害があったら、すぐに連絡を取り安否確認をしたくなるのは当然のことです。
私自身も大きな地震を経験していますが、地震直後に心配した友人たちから電話をもらいました。
そのとき、実体験として感じたことは次の通りです。
・電話での安否確認は、よほどの緊急時のみで手短かに
・ラインでの安否確認の場合、こちらからの送信は1回のみで
・共通の知人が全員で連絡しないよう、安否確認できたら知人同士で情報を共有する
災害時、もっとも怖いのは連絡手段が失われることです。
停電してしまうとスマホの充電もままならないので、なるべくスマホは無駄に使いたくないもの。
安否確認の電話をし、そのまま長話して電池を消耗してしまったら、本当に必要な時にスマホが使えないという事態になるかもしれません。
なので、安否確認の際は、無事を確認出来たらなるべく早く切ることが大切です。
ラインでの連絡の方が電話よりも望ましいですが、何度もメッセージを送ることは避けなければなりません。
充電が無くなる恐れとともに、その知人が家族などと連絡を取る際の邪魔になる可能性もあるからです。
ラインの場合、一度の安否確認のメッセージと、返事が来たらそれに対して1回のみの返事にしたいものです。
「地震大丈夫だった? 怪我はない? 外へ逃げられそう? 余震があるから、安全なところへ避難して。ご実家には私から連絡しておく」
おそらく1分弱の電話だったと思いますが、本当に心強かったです。
私が実家に連絡しようにも、その後すぐに被災地では電話回線が繋がらなくなり、結局実家と連絡が取れたのは2時間後でした。
しかし、友人が「麗美さんは無事です」と実家に連絡してくれていたおかげで、家族も私もその2時間を不安なく過ごすことができました。
今でもその友人には感謝しています。
【支援などお見舞いは相手が落ち着いてから】
友人知人が災害の被害に遭ったら、すぐに何かしてあげたいと思うものです。
しかし、被害状況がまだよく分からなかったり、道路やインフラも機能不全になっている状態で、何かを送ろうとしても迷惑になるばかりです。
今回の災害でも、お笑いコンビ千鳥のノブさんが、Twitter上で善意でリツイートしたことがトラブルのきっかけになってしまいました。
元ツイートが、コンビニ側の了解も得ず支援物資をそのコンビニに送るよう指示した内容だったのです。
コンビニの駐車場に無惨にあふれかえった物資には食料も含まれており、カラスに荒らされてしまったそうで、そのコンビニが被った迷惑ははかり知れません。
また、支援物資の内容についても、被災地が必要としているものは1日1日変化していくので、昨日足りないと言われて送ったものが翌日には不要になっているということも少なくありません。
なので、友人知人に何か支援したいと思ったら、公的な支援がある程度行きわたり、道路状況も流通も問題なくなった後に、本人に必要なもの・足りないものを聞くのが最も良いでしょう。
私自身が被災した時も、友人から支援してもらって助かったのは意外にも食器でした。
水や食料、毛布などはすぐに配給されたので困りませんでした。
しかし、家に帰ったら食器類がほとんど割れていて、レトルトのおかゆを温めても入れる器がありません。
そういう時に、友人が使わない食器をお見舞いがてら持ってきてくれて、本当に助かりました。
災害や困ったときに助け合うことは、とても大切なことです。
善意がありがた迷惑にならないよう、冷静に判断した上で安否確認やお見舞いを行いたいものですね。